2009年5月28日木曜日

「チーム白樺・ロードナイト・ギャラリー合同ダートトライアル」ゼッケン44(1981年11月1日)

 この日の会場は新島駅近くのプラントで行われた。周囲の山々は綺麗は紅葉も終わりをつげるころだ。この会場は細長く、2速全開で3速にも入るような直線があり、この直線のあとの緩やかなコーナーのあとにはジャンピングスポットがある。

 この路面は硬く締まっているので、ジャンプを思いっきりしても車が壊れるようなことはない。しかし、手前のコーナーでうまく姿勢を整えるかが腕の見せ所で、いかに姿勢を崩さずしかも速くジャンプにアプローチするかが問題。

 このジャンプのあとにはコーナーが控えているので、気持ちよく?ジャンプしすぎるとブレーキが効かずオーバースピードでコーナーに侵入することになる。そうなると「曲がらない!・・・・」アンダーが出て大きなタイムロスとなってしまうのだ。

 そんな失敗を一度経験しているしまた何度も見ているので、この日も低く控えめにジャンプしコーナーのクリッピングポイントを捕まえる。勝負するなら受け狙いは禁物なのだ。ここが決まればコース前半をうまくこなしたことになる。

 そして後半は長い直線を逆送といった感じになる。前回にアクセルを開けるとき見えるのは、ブレーキングポイント目印のために決めた凹みとか木とか、自分で置いた大きな石とかを、一点に見つめている。

 この後半の直線を思いっきり全開で激走したあとは、たいがいドリフトでクリアする見せ場!?のコーナー設定となっている。

 どこで、ブレーキを踏みシフトダウンハンドルを切るかが勝負の分かれ目。もちろん、華麗な?ヒールアンドトゥでブレーキングドリフトに持ち込むか、またはシフトダウンドリフトを強めにするかは・・・・・その日のセンス!?

 写真はまさにドリドリをしていることろであるが、いまいちインが甘いし、ブレーキが甘かった感じである。

 この日の成績はラリー1クラス3位とアルバムに記してあった。この日は県シリーズ戦の最終戦であって、強豪揃いだったに違いない。

 この大会で1981年の戦歴が終わったのである。さぁ次は、日本一のダートトライアラーを決める「鈴鹿オールスターダートトライアル」の観戦にいくのだ。
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