2009年5月20日水曜日

「チーム白樺ダートトライアル」ゼッケン31(1981年10月18日)


 このころになると県シリーズ戦の上位入賞を完全に意識していた。最初のころはそんな意識は無かったけれど、県内で月2回ほど開催されている大会に出場しているうちに、ポイントが知らない間に積み上がっていたからだ。

 もしかすると、県シリーズ上位3位いないに入れるかもしれない・・・・。1位は無理だろう。なぜならば、同じKP-61を駆るラリーストが「ラリー車クラス1」にはいたからだ。彼は豪快なドリフトをするわけではないが、確実にタイムを稼ぐ走りをした。

 若いけれども、山道を何百キロも走り続け、百戦錬磨の大会を経験して鍛えたきた、KP-61乗りのテクニックには目を見張るものがあった。そこには、まだ超えられない大きな壁があるような気がした。

 彼のお姉さんも選手として大会に出場していた。彼女は、可憐な細腕で、華麗なドリフトでTE71レビンを操った。なみいる♂選手たちをバッタバッタと倒していく場面もけっこう見た。なにか血筋みたいなものもあるのだろう。

 左のいまいちなショット写真は、別の大会(1981年8月2日)であるが彼女が写っている貴重な一枚、他に豪快な走りなどの写真は残念ながら残っていない。

 この日の会場はプラントではなく、写真を見ていると、とあるラリーショップの近くにある広い空き地のような気がする。こういう空き地は路面が荒れてくるので、一回目のタイムで勝敗が決まってしまう場合が多い。成績は「ラリー1クラス2位 シリーズ戦Vol.6」と、アルバムに記してあった。
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