
キーー!ダートトライアルでは珍しいタイヤが鳴る音とともにスタートする。スタートから舗装がしばらく続き、この第一コーナー手前でダートになる。もちろん舗装を全開で加速するからブレーキングポイントが決め手。いかに我慢するかである。そして、サイドを引いてインを舐めるようにクリアする。
この左に曲がる第一コーナで、さらに写真の右側に回り込み(ハンドルを左に切って)下り坂になる、広そうなコーナーであるがじつはヘアピンコーナーなのである。このあとお尻を振り大きく旋回することになる。ここのコーナリングが決まると実に気持ちよいのだ。ここで決めないとこのあとがテンポよく走れないのだ。

この姿勢。けっこう横Gがかかって、身体も苦しそう・・・・、いまいちパイロンから離れすぎかと思ふ。オーバースピードで入りすぎたにちがいない。この辺がまだまだ未熟な部分からくるもので自分自身に勝てないのだ。
大会前1ヶ月は腕立て伏せをして筋肉を付けたもんだ。そうすると、このフルターンの時の瞬発的なハンドルさばきが、違うのである。でも、この日の成績はラリー1クラス2位とアルバムには記してあった。やはり、ラリーストの彼に負けたのであろう・・・。

このころ、ダートトライアルのなかでの「ラリー車クラス」という中途半端な?クラスは消えつつあった。ダートトライアル専門の人口が増えてきて「ラリー」と「ダートトライアル」という競技がはっきり区別され、ダートトライアル改造範囲もきちんと決められてきたのである。
そんな中、このスターレット1300S(KP61)はもうボロボロになっていたのである。ダートトライアルABクラス(ダートラ専用(無)改造車)に出場できる車が欲しいと思い始めていた。
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