1980年7月20日「チーム飯田ダートトライアル第3戦」に出場した。
この白いスターレットは、転倒したスターレットから生まれ変わったスターレットである。受付でもらった、ブリジストンのステッカー(大会スポンサーなので貼らないといけない)を斜めに貼ってチョイと自己主張。サイドミラーは、純正と違って丸形から角形に変わってしまったけど、このミラーはお気に入りだった。
板金代は約30万円、そして、約20万円かけて改造した。なにを改造したかって?それは・・・・・、たしか・・・・、ノンスリップデフと三速クロスミッションだったかな。後に、4点式ロールバー、バケットシートを付けていく事になるだが・・・。
約50万円のローンを組んだ。このころは、車の借金なんて、あまり、苦にならなかったね。給料を全て注ぎ込んでいた。両親は健在だったから、自宅には2万円しか入れなかった。
今考えると、けっこう恵まれていたんだろうね。
この会場は、南信にあるとあるプラントである。ようは河川敷にある砂利の採取場。なので、コースは硬くしまっていて、そこに砂利があって、決まれば!?気持のいいドリフト走行が出来る。
でも、恐い!デビュー戦のときの見通しの良い広い敷地ではない。建物はあるし、コンクリートのかたまりはあるし、コースアウトして突っ込むわけにはいかないのだ、修理上がりの車だし・・・・。
それから、砂利山、砂山が幾つもあって先が見えないし、さらに、長い直線あり、高速ドリフトコーナーあり、フルブレーキングで崖のような下り坂90度コーナー!とか・・・・、ビビリました。
やはりといいますか、初心者(クローズド)は直線が短いコースに変更になりました。もちろん、自分は初心者コース。この日も、デビュー戦と同じくわけが分からないままというか、夢中で走って終わるのである。成績?忘れました。
とにかく、レベルの違いを思い知らされた大会なのでありました。なに~っ!命しらずのこの人たちは、恐怖ってもの知らないの・・・みたいな。
崖のような下り坂を自分からしてみれば、全開で落っこちていくって感じ・・・・。見ているのと、実際に走るのとは、天と地のような差があるのでした。
さらにこのミラージュとパルサーの2人は、エンジン未改造のノーマルクラスで、クラスでは優勝、総合でもバリバリの改造車をしり目に1位とか3位とかのレベルに入賞して、賞品をどっさり持っていくのである。
凄い、凄すぎる、何というテクニックを持った人たちがいるんだろう。自由自在に車を操っている。自分も、そんなふうになりたいと、少し悔しさを覚えながら燃え上がるのでありました。
ここに、スキャナで取り込んだ写真を、他のダートラ車も含めてムービーにして残そう。
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