2008年7月17日木曜日
TE51レビン
そのとき、助手席に乗っていた。左コーナーでドリフトそしてフルターン・・・凄い!初めて経験したのは、当時は珍しい黒い車体だった。しかもつや消しのブラックTE27レビンだった。
そのときのドライバーは、すでに街道レーサーを引退していた。でも、運転テクニックはピカ一だった。カウンターをあてるときの、軽やかなステアリングさばき、サイドをチョンと引くときの素早い動作、でも、スローモーションを見ているようにも見えた。今でも思い浮かべることができる。
レビンに乗るのは憧れだった。そして、サニーエクセレント1400GX5のあとに新車で購入したのが「TE51レビン」だった。ソレックスキャブはEFI(電子制御燃料噴射)に変わっている。当時51年排ガス規制をクリアして復活したDOHCエンジンでだった。110馬力で車重は950キロそれなりに走った。
このレビンにもダート用のタイヤを履いた。そしてリヤにはTRDのマッドガードをつけて走りを楽しんだ。でも、TE27レビンに比べると、車両重量が重く、キビキビと峠道を走るという感じではなく。高速ツアラー向けの車になっていた。51年排ガス規制はきびしい「牙を抜かれた狼たち」と、当時のGTカーは車雑誌に盛んに書かれていた。
この横姿は気に入っていた。シャープでもあり、丸みの帯びた感じでもあり、フロントがこんなに長い車は現行にはない!?よね。今の安全ボディを作ろうとしたらこういう形はもう無理なのかな・・・・。(よく考えてみると、いまでもけっこうありそうです)
フェンダーミラーをドアミラーに変えれば、さらにカッコよくなるけど、この金メッキのフェンダーミラーがなんとも渋い、わりと気に入っていた。
この、リヤのレビンの文字を忘れてはいけない。お気に入りだった。TE27レビンをはじめてみたときの文字と一緒なんだ。(ちょと、マイルドになっていたかもしれない)
フロントマスクにはゴシック体の「LEVIN」が付いていたけれど、この文字はいまいち好きになれなかった。次のTE71レビンはこのゴシック体文字だけになってしまうのである。
そして、AE86となったのであるがハチロクは、レビンとかトレノとかあまり言われなくなってしまったような気がする。やはり、Levin Trueno の文字は、27が良く似合う。
この車は、うまく操ることができなかった。運転は楽チンだったけれどね。結局、半年乗って下取りに出してしまった。どうしても、もっと楽しく操れる車が欲しかったのである。それは、スターレット1300Sなのであった。
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